ABOUT 京町家について

現在、京都には「京町家」と呼ばれる建築物が40千棟あまり残されています。これら京町家は、穏やかで豊かな暮らしを送るための美意識や哲学が凝縮された、言わば日本建築の粋を集めた結晶。100年を超えても住み続けられ、いっそう風格を増していくその建築は、現代にはない魅力や文化的価値を確かに有しています。

また、四季の移ろい地域の人々との関わりまでも演出する京町家は、現代人が希求する「地域とつながる丁寧な暮らし」を知るためのモデルケースとなるでしょう。株式会社フラットエージェンシーは、そうした京都の住まいの文化を次代に伝え、多くの人に感じ続けていただくために、利用されていない京町家の保全と、再活用の提案を行っています。

CONSERVATION&REVITALIZATION 京町家の保全と再生

フラットエージェンシーの取り組み

ただ建築物を残していくだけでは、京町家の保存・再生にはつながりません。建物に人が住み、地域の中で人々と関わり合いながら、街の風景として残っていくことことが大切です。
私たちは、京町家の資産・文化的価値を維持し、あるいは高めつつ住み継いでいくために、地域や行政とともに考え、アイデアを出しながら、保存と再生の取り組みを行っています。もちろん、建築物のリノベーションに関しても、不動産取り扱いプロとして、建築士や施工職人のデザイン力・技術力を最大限引き出し、施主様に対する改修資金や活用方法の提案・サポートなど、独自の取り組みを通して京町家とそこに生まれる文化やコミュニティを守り継ぐためのお手伝いを展開しています。

京都商工会議所「知恵ビジネスプランコンテスト」において
当社の取り組みが認定の栄誉を受けました

京都市の取り組み

京都市は、京都の町並みや歴史、文化の象徴として京町家の保全・再生に積極的に取り組んでいます。平成9年に市民参加で京町家の全数調査を行い、平成12年に京町家再生プランを策定し、京町家に関する相談体制構築や担い手の育成、改修に対する助成など様々な施策を展開してきました。安心・安全対策として耐震診断や耐震改修助成にとり組むと同時に、京町家の法的な整合性を図るために「京町家できること集」を作成。伝統工法にふさわしい安全性を確保するために「京都市歴史的建造物の保存及び活用に関する条例」を制定しました。さらに京町家の町並み景観を守るため、平成19年に大胆な高さ規制やデザイン規制など6つの条例で構成する景観条例を制定し、景観面からの助成制度の充実を図るとともに、空き家となった京町家の再生や、袋地の中の京町家の再生を即するための助成制度や法制度を制定しました。
そして、平成29年11月に全ての京都市民が連携して京 町家の保全・継承に取り組むために「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」を制定し、京町家の解体に係る事前届出制を定めました。平成30年2月には、総合的かつ計画的に京町家の保全・継承に取り組むため「京都市京町家保全・継承推進計画」を策定し今日に至っています。

京都市の京町家の保全・継承の仕組みや9種類に及ぶ助成制度は、平成31年3月にまとめられた「京町家に関する情報冊子」に網羅されています。

京町家に関する情報冊子 『京町家に関する情報冊子』(京都市ホームページ)
京町家に関する情報冊子

京町家にらす

古き良き歴史を今に受け継ぐ重厚な梁や柱の安心感、庭先の草花や吹き抜ける風、差し込む光や影にも四季の移ろいを感じながら、心豊かに過ごす日々。憧れの京町家で生活を始めてみませんか?

詳細を見る

京町家で

こだわり抜いた商品や料理の魅力を引き立てる風格。日本だけでなく海外のお客様にも文化的価値を訴求でき、リラックスして滞在していただける京町家は、店舗として活用するのにも最適です。

詳細を見る

京町家をかす

皆様が所有されている京町家の魅力と文化的価値をさらに高め、地域とそして世界に発信していくための方法を、京町家の保存と維持、活用に確かな実績を持つフラットエージェンシーが提案します。

詳細を見る

京町家にまる

京町家に泊まって、ゆったりと京都観光をしてみませんか?ホテルでは味わえない、地域の魅力・人と文化の息づかいを感じながら「暮らすように泊まる」贅沢なひと時をお過ごしいただけます。

詳細を見る